コンタクトレンズが眼瞼下垂を進行させる理由

こんにちは、金沢です。

コンタクトレンズ

コンタクトレンズがまぶたを壊す

Photo: undefined by Andy Simmons

コンタクトレンズが腱膜性眼瞼下垂症を誘発する

なぜ、コンタクトレンズの着用が眼瞼下垂をもたらすのか?いくつか原因が考えられます。

組織解剖的要因:もともと緩い

眼瞼下垂の治療をしている形成外科医、眼科医ならば知っていますが、挙筋腱膜のまぶたの縁への繋がり方は、きわめてルーズであるという基本的事実があります。物理的な刺激で緩みやすいということです。(注下)

物理的(機械的)刺激が緩みを加速する

そこで考えられる理由です。いくつかはすでに指摘されていることです。

  1. ハードコンタクトレンズを外すときに、まぶたを横に引っ張るために腱膜が緩む(外れる)。
  2. コンタクトレンズの厚みをまぶたき(一日2万回と言われる)の度に瞼結膜が乗り越えるのでミュラー筋が伸ばされてしまう。
  3. コンタクトレンズの異物としての刺激が眼輪筋の緊張を高め、眼輪筋が挙筋の収縮に拮抗してしまい、結果的に腱膜が伸ばされる。
  4. コンタクトレンズの乾燥により、まばたきの抵抗が大きくなり、挙筋腱膜が引っ張られる

他、ソフトコンタクトレンズを外すときにまぶたをギュッと持ち上げるヒトは要注意です。3.についてはコンタクトレンズを装用すると明らかに強直性眼瞼けいれんを発症する方もいました。

これらのいくつかの仮説は複合的に影響しているかもしれませんし、未知の要因もあるかもしれません。

経験的には、眼瞼下垂症を発症している方にはハードコンタクトレンズ長期使用者が多多くいます。それでもソフトコンタクトレンズは安全とは言い切れません。ハードコンタクトレンズのほうが歴史的に古く、日本で販売された期間が長いので、着用歴30年40年というヒトはハードコンタクトレンズ着用者が多いのです。今後ソフトコンタクトレンズ長期着用者の眼瞼下垂症が目立ってくるかもしれません。

コンタクトレンズは避けたほうが良いのか?

まぶたを保護する観点からは控えたほうが無難です。メガネで代用できればそれに越したことはありません。

乱視が強くてハードコンタクトレンズでしか視力が矯正できないという事情を持つヒトもいます。視機能とのバランスをみて判断しましょう。

眼瞼下垂術後の患者さんから

「再び眼瞼下垂が進行しないようにするためには、今後はコンタクトレンズを使用しないほうが良いのか?」

との質問をよく受けます。

回答は、「まぶたを保護するためにはコンタクトレンズは避けたほうが良いでしょう。しかし、再び下垂が進行するのに年月がかかります(すぐに下垂が再発する可能性もゼロではないが)。自分の寿命を考慮して考えて下さい。」です。

(注)白内障手術などで開瞼器(まぶたを強制的に開いて固定する装置)を使用しますが、その手術をした側のまぶたの下垂を発症するケースが多い。

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