出血の少ない手術手技による3つのメリット|眼瞼下垂症

こんにちは、金沢です。


去る2014年2月26日、第19回日本形成外科手術手技学会が名古屋で催されました。

今回発表したのは

眼瞼形成手術におけるバイポーラ鑷子による剥離操作」


まぶたはとても血流の豊富な組織で、血管が縦横に密に走っています。眼瞼形成手術において出血のコントロールは重要課題です。

高周波ラジオ波メスのバイポーラを用いて適切に組織をさばくことにより出血を最小限にします。「出血したら止める」のではなく、出血させないように組織を切り分けていきます。

動画で手技を供覧しました。「器械の種類は?」「設定値は?」「組織の熱変性は?」などなど現実的な質問を多く頂きました。

 
出血をコントロールできることのメリットは複数あります。
 

①術後のダウンタイム(紫斑)を短縮できる。

 
言うまでもなく患者さんのメリットが大きいです。
 

抗血小板療法や抗凝固療法を中断せずに行える。

 

バイアスピリンやワーファリンの服用を中断しません。従って、その薬剤の処方をする担当医師に休薬できるか相談する必要がありません。

「休薬は可能でしょうか?」と聞かれる内科担当医。そもそも必要と判断して処方されている訳で、失礼な相談ですよね。

休薬指示をするときは、

「****は10日前から飲まないで。+++が3日前から飲まないで、これとコレは必ず通常通り飲んできて」

こんな感じですから患者さんも混乱していました。

 

術者にとって手術に余裕が生まれ、より妥協しない手術を追究できる。

オペレーターにとって出血は円滑な手術の進行を妨げる要素です。出血の多い手術は疲労が数倍です。出血が少なければ疲れないので余裕ができます

 

出血の少ない手術をするために、日々手術手技の改善を追究しています。

手術器械の進化によるところも大きいですね。しかし、この手技も再手術などの瘢痕組織に対しては困難が伴います。

慎重にメスとはさみを使用してさばいていく必要があります。

追伸

2015年の日本美容外科学会で蘇春堂野平久仁彦先生が炭酸ガスレーザーによる眼瞼手術を提案されました。瘢痕組織も出血少なく切れるようです。

(2015年10月7日加筆修正)
 
 
 
 
 
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