まぶた治療に特化した形成外科専門医が作った眼瞼下垂情報
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before and after

  • 2019年2月8日
  • 2020年6月16日
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眼瞼挙筋の過剰な前転がもたらす、眼瞼下垂手術併発症

「頬がビリビリするんです…」 そう訴えるのは他院で眼瞼下垂手術をした患者さん。ぱっと見は綺麗な仕上がりです。 眼瞼下垂症手術の併発症としての異和感(違和感) 傷を作れば、かならず傷跡になります。少なからず感覚にも影響を及ぼします。しかし、病的に異常感覚を伴う場合もあります。 その原因の一つに、「過剰な前転」があります。眼瞼下垂の手術では挙筋腱膜を引っ張り出して固定するのですが、引っ張り出しすぎてる […]

  • 2019年2月1日
  • 2021年9月23日
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「下まぶたの逆さまつげ」の手術の傷跡はしばらく赤くなります

手術で皮膚を切ると、<ruby>傷痕<rt>きずあと</rt></ruby>ができます。そしてしばらく硬く、赤くなります。すべての部位の皮膚で、切開した傷は例外なく赤く硬くなる時期があります。 半年から1年程度経て、もとの肌色と柔らかさを取り戻していくのです(傷は残ります)。 傷が治るプロセスで起こる反応 傷が治るプロセスで、コラーゲンの塊が形成され […]

  • 2019年1月25日
  • 2020年7月9日
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眼瞼下垂術後の異和感(違和感)

こんにちは、形成外科専門医の金沢です。 「まぶたが外へひっくり返る感じがするんです」 そう言って、他院で眼瞼下垂の手術を受けた患者さんが来院しました。 見てみると、外見上は何の問題もなさそうです。 修正手術に挑みました。一体彼女に何が起きていたのでしょうか? まぶた手術後の、まぶたの変な感じ まぶたって感覚的にもとてもナイーブな組織。まぶたの手術後に傷のツッパリ感とか、感覚の鈍さ、知覚過敏などなど […]

  • 2019年1月4日
  • 2021年3月8日
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眼瞼下垂手術でパッチリ大きな目に仕上げない理由

眼瞼下垂の手術をするなら…… 名無し せっかくだから元気な目にしたい!もっともっと大きな目にしたい! 私の回答は「No」です。 それはなぜか? 眼瞼下垂の手術の後に「目のツッパリ感」を感じる人がいるからです。他院で治療を受けた患者さんから相談を受けることが多いのです。 眼瞼下垂症手術では目を大きくしすぎないように注意 まぶたが開かれる時、綱引きが起きている まぶたを開く時、眼瞼挙筋が収縮してまぶた […]

  • 2018年12月28日
  • 2020年7月17日
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🏥下まぶたの眼瞼内反(逆さまつ毛)

右目尻に「白いスジ」ができていますよ。 何が起きているのでしょう?ヒントは患者さんのコメント。 患者さん 涙が常にうるうるしているんです 目尻に涙がたまり、その涙が目尻に流れて蒸発し、白いスジを作っていたのです。 診断は「下眼瞼内反症」(かがんけんないはんしょう) 逆さまつげが目の表面を刺激し、ゴロゴロします。その異物感に対して、カラダは涙を多く分泌して目を守ろうとします。 放置すると目の表面を傷 […]

  • 2018年11月2日
  • 2020年6月12日
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まゆのアートメークを直しつつまぶたを持ち上げる手術|上眼瞼リフト

「まぶたの手術って二重になるんでしょ?ふたえの線で切るんでしょう?」 そのとおり、まぶたの手術ではふたえの線で切開することが多いです。しかし、近頃は眉下を切開してまぶたを持ち上げる手術も普及してきました。 上眼瞼リフト、眉下切開、眉下皮膚切除 眉下の皮膚を取り除くことでまぶたのたるみを解消します。まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)はしっかり働いて機能しているのに、まぶたの前葉(皮膚と眼輪筋)が持ち […]

  • 2018年10月26日
  • 2023年7月13日
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ホルネル症候群の眼瞼下垂

「胸の手術をしたらまぶたが片方だけ下がってしまいました。これって治せるのでしょうか?担当医に相談しても反応がいまひとつ得られないのです 😥」 ホルネル症候群の眼瞼下垂に対する治療 ホルネル症候群(Horner’s syndrome)は、首の交感神経の経路が遮断されて起こる病態です。症状は、遮断された側(右もしくは左)の 眼瞼下垂 瞳孔が小さい 顔の発汗が少ない 下まぶたが挙上する 眼球 […]

  • 2018年9月28日
  • 2020年6月16日
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顔面神経麻痺の後遺症:まぶたのこわばり(拘縮)と病的共同運動

顔面神経麻痺の後遺症でまぶたが重くなる 顔の表情筋が動かなくなることを「顔面神経麻痺」と言います。或る日突然、健康な人を襲います。 ベル麻痺(原因は様々)と呼ばれます。とくに帯状疱疹ウイルスを原因とする顔面神経麻痺をハント症候群(Ramsay Hunt syndrome)といいます。 主に耳鼻咽喉科で治療が行われます。多くの人は顔の動きが回復しますが、回復が不完全に終わる人もいます。とくにハント症 […]

  • 2018年9月14日
  • 2023年9月2日
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眼瞼下垂の他院修正手術はなぜ敬遠されるのか?執刀医視点で解説

こんにちは、形成外科専門医の金沢です。 「まぶたの修正手術を別の先生にお願いしたけど、嫌がられてるんです」 断られることも多いのが眼瞼手術の他院修正です。 他院修正(たいんしゅうせい)とは? まぶたの修正手術が必要。しかし、初回(前回)手術の執刀医とは別の医師にその手術を依頼することがあります。その修正手術を「他院修正」と言います。医療者側視点の言葉です。 厳密に言えば、「他の医師執刀の修正手術」 […]