まぶた治療に特化した形成外科専門医が作った眼瞼下垂情報
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2013年4月

  • 2013年4月25日
  • 2020年5月26日
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眼瞼下垂手術におけるトレードオフ

トレードオフ まぶたの手術に期待することで、相容れないものが同居することがあります。 まぶた手術には二律背反が多いことが原因。両立しないふたつの事項です。 まぶた手術を難しくしているもの。 そして患者さんを悩ませるものです。 皆さんの視点からは 「目を大きくしたい。…けど印象は変えたくない!」 「おでこの皺は取れたらいい。…けど眉は下げたくない…」 (おでこのチカラがゆるみ、しわが減ることは眉が下 […]

  • 2013年4月16日
  • 2020年5月7日
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術後や外傷後のマブタのぴくぴく|眼瞼下垂症

こんにちは。金沢です。 cc licensed ( BY ) flickr photo shared by kelp 「手術後にマブタがけいれんする」 「眼瞼がピクピクして気になる!」 マブタの術後にマブタがピクピクする症状が出ることがあります。 術後一ヶ月程度から発症することもあります。 マブタ付近の怪我や眼瞼下垂症手術などの眼輪筋への侵襲により、眼輪筋を動かす神経が損傷されます。 この神経の枝 […]

  • 2013年4月12日
  • 2019年10月10日
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末梢性顔面神経麻痺後遺の瞼裂縦径狭小化に対する眼瞼形成手術

こんにちは。金沢です。 去る2013年4月5日に第56回日本形成外科学会総会にて学会発表。 タイトルは 末梢性顔面神経麻痺後遺の瞼裂縦径狭小化に対する眼瞼形成手術ー12症例の検討ー Hunt症候群(ハント症候群)、Bell麻痺(ベル麻痺)、外傷性顔面神経麻痺などの末梢性顔面神経麻痺を生じると顔面神経の再生過程で配線ミスが起こります。 その結果、顔面拘縮、異常共同運動があらわれます。 後遺症の一番つ […]

  • 2013年4月7日
  • 2020年5月7日
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「重症筋無力症による眼瞼下垂」に対する眼瞼下垂症手術

「重症筋無力症による眼瞼下垂に眼瞼下垂症手術は有用」 2013年、第56回日本形成外科学会総会にて。慶応大学形成外科、清水雄介先生の報告。 多数の医療機関で調査を行ったところ、 「重症筋無力症で通院されている患者さんで眼瞼下垂症手術をうけたヒトは3%に満たない。」 一方、「慶応大学で眼瞼下垂症手術を行った重症筋無力症の患者さんはとても経過がよい。」 (もちろん手術適応は、内科で2年以上フォローされ […]

  • 2013年4月6日
  • 2022年11月1日
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瞼板前のミュラー筋

「瞼板前ミュラー筋の存在が眼瞼けいれんや様々な愁訴に関与している」 第56回日本形成外科学会総会が新宿で開催されました。 信州大学から報告されました。 (ミュラー筋と瞼板との関係についての解剖はkakizakiらによって報告されています。) 「約3割のヒトに認められる瞼板前ミュラー筋がマブタに関連する愁訴に関わる」というモノです。 通常の眼瞼下垂症手術で改善しないけいれんや愁訴(かたこり頭痛、不安 […]