眼瞼下垂症完全ガイド、第1弾
「眼瞼下垂症の治療にはどんなメリットがあるの?」
「デメリットはないの?」
「それほど眼瞼下垂症の治療って良いものなの?」
少し心配になったり、疑問に思ったりしますよね。
そもそも「眼瞼下垂(がんけんかすい)」という言葉、馴染みがないですね。この言葉、ご存知でしたか?最近、周りで手術を受けた人はいませんか?
簡単にいうと「まぶたがたるんで下がる」ということです。
まぶたが下がると視野が狭くなります。
試しに、少しうす目(目を細くして見る)にしてみてください。
どうでしょう?
• 視野が狭くなる
↓
• 目に入る情報量が減る
これが積み重なると、日常生活にも影響が出てきます。
例えば…
• 運転が危ない
• 街を歩いていても標識や看板が見えない
• 危険物の察知が遅れる
でも、問題はそれだけではありません。
肩こり・頭痛、感じていませんか?
「眼瞼下垂によって、肩こり・頭痛になる?」
そんなふうに思うかもしれませんね。
実は、まぶたが下がると、あなたのカラダはこれに逆らって目を見開こうとするのです。
• 視野を広くしたい
↓
• おでこの筋肉で眉を持ち上げる
• 顎を突き出し、下目使いモノで見ようとする
• 眉間にしわを寄せて目力を強くしようとする
こうして、必要以上の筋力が動員され、カラダに無駄な負担がかかるのです。
その結果、肩こり・頭痛、目の疲れ、そしてカラダの疲れにつながってしまいます。
【眼瞼下垂症治療のメリットは?】
まぶたのたるみを修復することで、視野が広くなるだけでなく、今まで無意識に動員されてい労力から解放されます。
例えば…
• 視野が広くなる
• 肩こりが改善する
• 頭痛の頻度が減る
• おでこの皺が薄くなる
• 姿勢が良くなる
• 自律神経のバランスが整う
実際、手術1週間後の抜糸の頃には、こうした変化を実感する方が多いです。
早い人は治療直後から効果を感じることもあります。
杖をついて来院された高齢女性が、手術後は杖なしで歩いて帰えられた、なんてことも。
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※「治療前後の患者さんの動画」を中間に用意しました。時間のある時に、是非ご覧ください。
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【眼瞼下垂治療のデメリットは?】
眼瞼下垂の手術は医療行為です。
• 切ります
• 腫れます
• 合併症もあります
どんな医療行為にも100%安全ということはありません。想定通りにいかないことも。
まぶたは顔の印象を大きく左右するとてもデリケートな部分ですよね。そのリスクについてはまた後ほど…
「眼瞼下垂症手術の驚くべき効果とは?」いかがでしたか?
・まぶたがたるむ(眼瞼下垂になる)と、視野が狭くなるだけでなく、カラダの不調の原因になることはご存知でしたか?
・まぶたのたるみを解決すると、視野が広がるだけでなく、カラダの不調が改善する可能性があることはご存知でしたか?
・もしご存じだったとしたら、それはどんな媒体から得た情報ですか?知人、テレビ、雑誌、新聞、それともインターネットですか?
【自分は本当に眼瞼下垂症なのか?病院に行かずに自分を診断する方法】
眼瞼下垂治療のメリットを享受したくても、そもそもあなたが眼瞼下垂でなければ、治療の対象にはなりませんよね。
まずは自分が眼瞼下垂症なのか調べてみませんか?🤔
病院を受診しなくてもある程度は判断することができます。
カウントしてみましょう。所要時間3分です。
【眼瞼下垂症セルフチェックリスト】
自分が眼瞼下垂かどうか?簡単にチェックできます。
自分に当てはまるものをカウントしてみてください。✅
17項目です。
• おでこのしわ(眉が上がる)
• 頭痛
• 肩こり
• 腰痛
• ドライアイ
• 不眠
• 身体の疲れやすさ
• コンタクトレンズ20年以上使用
• 花粉症
• メークをする習慣
• 40歳以上
• 目の落ちくぼみ
• 膝の痛み
• 顎を突き出す頭の姿勢
• 背中が丸い
• 顎関節症
• 不安障害
【診断:(眼瞼下垂症が疑われる度合い)】
10個以上:かなり強く疑われます。
6個から9個:中等度です。下の眉ブロックテストをしてみましょう。
4個から5個:関連は弱いです。興味があれば下の「眉ブロックテスト」をしてみましょう。
3個未満:心配ないでしょう。
【眉ブロックテスト(時間のある方向け)📝】
洗面所などで、垂直に立てた鏡を用意しましょう。これは、おでこの力を利用せずにまぶたを挙げられるかをチェックするテストです。
(1) 鏡に対面し、優しく目を閉じます。
(2) 閉じたまぶたの中で、下を見ます(黒目を下に向けます)
(3) おでこの力を抜いて、ゆったりとリラックスします。
(4) おでこに手のひらを当てて、眉が動かないように軽く押さえます。
(5) その状態で、そっとまぶたを開けてみましょう。
【判定】
瞳孔にまぶたがかかっている:眼瞼下垂症の可能性があります。
この判定には少し難しいポイントがあります。普段から眉を上げるクセがある人は、手の力に抵抗して無意識に眉を上げてしまうことです。できるだけ眉を動かさないように意識して、もう一度試してくださいね。そしてもうひとつ、前葉下垂と後葉下垂は区別できないことです。詳細はこちらを参照してください。
判定はいかがでしたか?
カラダがさまざまなサインを発しているのですね。これを見逃さずに気づくことで、適切な診断につながるかもしれません。
自己診断だけでなく、病気の診断も大切です
加齢現象による眼瞼下垂であれば、これまでのセルフチェックである程度の判断ができます。しかし、病気が基礎にあって眼瞼下垂になることもあります。
以下のような症状がある場合は、疾患が背景にある可能性があるため、まずは病院で診察を受けることをおすすめします。
- 複視がある(右目と左目で見える像がずれてしまう)
- 緑内障の点眼をしている
- 突然、まぶたが下がった
- 夕方になると、全身の筋力が低下してくる
これらは、疾患が関与している場合もあるので、まずは病院で診察を受けることが必要です。
ご自分の診断はできましたか?
• コンタクトレンズを長く使うと、まぶたが下がりやすくなることを知っていましたか?
• まぶたが下がると、おでこのチカラで無意識に眉を持ち上げてしまうことは知っていましたか?
• パッチリ目に見えても、実は眼瞼下垂が潜んでいる場合があることはご存知でしたか?
次回、2日目の眼瞼下垂ガイドは
「どのような手順で手術治療に至るのか?」
「ダウンタイムを最小限にする方法」
です。
治療を受けようと決めても、医療機関を受診したその日に手術ができるわけではありません。
治療を思い立ってから、実際に手術スケジュールをどのように立てていくのか?準備しておくべきものは?
次回、詳しく見ていきましょう。
ではまた!
限定公開の眼瞼下垂手術体験記はこちら
あとがき
ところであなたは日頃から運動をしますか?
わたしはマラソンを2017年にはじめ、フルマラソンも14回出場しました。気づけば32回も出場していました🏃
「健康のため」というよりは「楽しむ」ための練習です。レースにエントリーすると練習も頑張れるんですよね。
でも、マラソンはカラダには良くないんです(笑)
足を故障するし、日焼けするし、酸化ストレスで老化がすすむし…
でも、それでもいいんです。脳が楽しめれば人生が豊かになるから^ ^
「健康のため」という大義名分って長続きしないと思いませんか?