- 2024年10月1日
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過大開瞼(開きすぎ)の治療戦略 眼瞼下垂手術後の合併症
「眼瞼下垂手術を受けたら目が開きすぎて辛い、しんどい」 過大開瞼。びっくり目になり、目も閉じにくくなります。そして精神的にもストレスが大きいです。 まれですがたまにある合併症。治すのは難しいって聞いたことありますか。 なぜ難しいのか。どう治療していくのか、お話しします。 開きすぎたまぶたを治す治療 眼瞼挙筋の前転が強すぎます。これを戻す作業になります。後転術です。(締め過ぎたウェストのベルトを緩め […]
「眼瞼下垂手術を受けたら目が開きすぎて辛い、しんどい」 過大開瞼。びっくり目になり、目も閉じにくくなります。そして精神的にもストレスが大きいです。 まれですがたまにある合併症。治すのは難しいって聞いたことありますか。 なぜ難しいのか。どう治療していくのか、お話しします。 開きすぎたまぶたを治す治療 眼瞼挙筋の前転が強すぎます。これを戻す作業になります。後転術です。(締め過ぎたウェストのベルトを緩め […]
ミュラー筋は交感神経支配。 ではその交感神経はどのような経路をたどってまぶたにやってくるのでしょうか? (視床下部から肺尖部へ下り、そこから上行して眼窩の手前の三叉神経節まで至る経路はテキストに譲ります。今回はその先の話) 感覚神経や運動神経はきちんと名前がついていることが多いですよね。眼窩部なら動眼神経、視神経、眼神経、滑車神経、三叉神経…。 主要な道路に名前がついているようなものとも言えますね […]
あなたは50代の女性ですね。 「眼瞼下垂を治療したいけど…うまくいっていない芸能人の話も聞いて躊躇(ちゅうちょ)しています」 そう心配するのは実は間違いではありません。その点を解説します。 中年期を過ぎてからの眼瞼下垂手術 まず初めに失敗例から。これらは実によく相談があります。 三角目 皮膚のとりすぎ 目が閉じにくい やつれた 整形っぽいわざとらしい目つき 変なシワ まつ毛が上を向いてウォーターラ […]
過去に二重の切開手術を受けていると眼瞼下垂手術が難しいって聞いたことありますか? 切開したことのあるまぶたの眼瞼下垂手術 執刀医にとってはほとんどが他院修正となります。つまり以前の手術の内容がわからない状態。 まぶた内部の状況は幅があります。眼瞼下垂手術がやりやすい状態のこともあれば、お手上げ状態であることもあります。その振れ幅が大きく、手術時間も3倍のスケールで違ってきます。 手術を難しくしてい […]
質問箱の回答をします。誠心誠意お役に立てるようお答えしたいと思います。新しいものが上になるように更新します。本記事は続々編です。質問(意見箱)アーカイブシリーズ1、アーカイブシリーズ2 質問ご意見フォーム 数年前に眼瞼下垂の手術をしていただきました。先生がお勤めの、手術をしたところとは別の病院にカウンセリングを受けに行っても良いでしょうか? もちろんです。ぜひ経過を見せてください。とても気になりま […]
「顔つきの変化に気持ちが追いつきません」 「まぶた手術後にまぶた内部のつっぱり感に悩まされています」 眼瞼下垂手術に特有の術後合併症 眼瞼下垂手術後に悩む人々👥がいます。ある意味術後合併症。 手術合併症といえば出血、感染、傷が開く、再発、神経障害などが一般的です。 術後合併症:最善を尽くしても一定割合で生じる不具合、病的な状態のこと。医療ミスとは異なる。 眼瞼下垂手術も一般的な合併症はありますが、 […]
「金沢医師の眼瞼下垂手術の優位性はなにか?」 「金沢医師は何ができるのか」 この問いに対する答え。 前提にあるのは汎用の技術の積み重ねであるということ。「俺の〜」「金沢式〜」なるものはなく、あるいは一千万円の機材を必要とするようなこともありません。金沢じゃないとできない術式なぞ存在しません。 ただ根本に存在するコンセプト、基本原則、理念、哲学はあります。自分なりに頭を整理することを目的に言語化しま […]
質問箱の回答をします。誠心誠意お役に立てるようお答えしたいと思います。新しいものが上になるように更新します。本記事は続編です。質問(意見箱)アーカイブシリーズ1、、シリーズ3はこちら 眼瞼下垂症の手術を行った場合、目の周りのマッサージや目を見開くなど、まぶたを故意に動かすことで糸が緩むことなどありますか?日常生活で注意しなくてはいけないことがあったら教えて下さい。 糸が緩む事はありません。しかし柔 […]
質問箱の回答をします。誠心誠意お役に立てるようお答えしたいと思います。新しいものが上になるように更新します。 この記事には続編があります。アーカイブシリーズ2はこちら アーカイブシリーズ3はこちら 1ヶ月前に初めてボトックスを打っていただいたものです。次に受診するのはどのタイミングが良いのでしょうか? まずは1番効いてる(はずの)今です。効果を評価したいです。不足か?過剰か?部位は適切か?時間を作 […]
「今やるべきですか?」 「2回できるのですか?」 「再び下がったらまたやるべき?」 とてもよく聞かれる質問。この質問、本質的には同じものです。 それは 「比較的若い今やるともうできない(二度とチャンスはない)のではないか?」 と言う悩みが根底にあるのです。 いつやるべきか? 困った時がその時です。あえて先延ばしにする必要はありません。 治療を終わった患者さんから「こんなことなら早くやっとくべきだっ […]