眼瞼下垂の各種術式のスペックを比較してみた

「切らない眼瞼下垂手術ってなあに?」最近よく聞かれる質問です。まぶたの裏(結膜側)から糸を通す術式です。まぶたの表の皮膚に切開縫合線の痕が残りにくく、ダウンタイムが短いメリットがあります。一方、切らない下垂手術の術後修正を求めて受診される方も今までに3名ありました。修正には皮膚切開が必要です。それぞれの術式について、複数の視点から比較・検討します。
それぞれのメリットとデメリットをを見て比較検討するべき
複数の項目(視点)ごとにを見て比較・検討するべき

眼瞼下垂の各種術式について各項目ごとに比較をしました。

ダウンタイムだけでまぶたの術式を比較検討していませんか?

ダウンタイムが短いことは言うまでもなく望まれる要素ですよね。一方、後戻りの頻度やそのタッチアップ手術の難易度も術前に検討する必要があります。

「この術式が絶対的に優れている」というものはありません。

患者さんのまぶたの状態や気持ち、生活環境などにより適した術式が選択されます。切開に抵抗のある人もいれば全く抵抗のない人もいます。無理に切開を勧めることもないでしょう。

以下は私個人の見解です。担当する医師の技量によりそれぞれ結果はばらつきます。あくまで「一般の形成外科専門医が担当した場合」のものと御理解ください。

眼瞼下垂手術比較表

挙筋前転法ミュラー筋前転法上眼瞼リフト切らない眼瞼下垂手術経結膜眼瞼下垂手術
別の言い方腱膜固定ミュラータック眉下切開 埋没式下垂手術
手術時間40分〜120分60分〜120分40分〜90分15分〜30分30分〜60分

経皮的アプローチを併用すればその分伸びる

執刀する医師数多い少ない中くらい少ない少ない
ダウンタイム普通少ない
腫れ普通少ない
後戻り少ない普通普通多い普通
再手術の難易度平易困難平易困難困難
微調整平易困難中くらい困難困難
ミュラー筋損傷なしありなしありあり
適応症例限定なし限定なし限定される限定される中等度

*参考までに、重瞼術(ふたえにする手術)の場合。

注意:これは下垂の手術ではありません。

挙筋前転法重瞼術埋没法重瞼術切開法
別の言い方腱膜固定 瞼板法、挙筋法
手術時間40分〜120分10分〜40分30分〜50分
執刀できる医師数多い多い多い
ダウンタイム普通
腫れ普通
後戻り少ない多い普通
再手術の難易度平易平易平易
微調整平易困難普通
ミュラー筋損傷なし挙筋法はありなし
適応症例限定なし限定される限定なし

こんなのもあるよという情報がありましたらご連絡ください。

 

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