「眼瞼下垂の手術終わったら、せっせとまぶたを冷やします〜」
それって意味のある行為なのだろうか?
まぶた手術後のクーリングには腫れを早くひかせる効果はなかった
まぶた手術後の冷却行為の「痛み、むくみ、あかみ、内出血」への影響
結果:当日の痛みは軽減したが、他は効果なしだった。
左右で片方は冷却、もう片方は冷却しない。38人のまぶた患者さんを対象にします。観察者は左右どちらを冷却したのかを知らされずに評価する。

まぶた手術後1週間。浮腫んでますね。赤く腫れて、内出血も見られます。さて、左右どちらかが冷却してます。分かりますか?
正解は、
向かって左の男性は右を冷やし、右の女性は左を冷やした。
です。
どうでしょう、あなたは左右のまぶたで違いがわかりましたか?
でもまぶた手術をした人は、みんな頑張って冷やしてます
でも、なぜ冷やしているのでしょうか?それは腫れを早くひかせたいからですよね。
まぶた手術後は兎にも角にも「腫れ」が強くあらわれます。少なくとも1週間は人に会うのがためらわれるレベルでね。
で、いかに早く社会復帰できるか?がテーマになります。
「クーリングは腫れがひくのを早める」と信じられています。
スポーツ医学では、足や手を痛めたときはRICE「安静、圧迫、冷却、挙上」でしたね。それをまぶたにも当てはめているのです。
まぶた手術後のダウンタイムを最短にする方法に関する記事はこちらを参照ください。
眼瞼下垂手術がんけんかすいしゅじゅつをすると、まぶたがプックリ腫れます。青い内出血の色がつくことも。見た目が痛々しいこの期間を、どのようにしのげばよいのでしょうか?短時間で落ち着いてくれれば社会復帰も早まります。腫れと内出血の経過と、そ[…]
とくにまぶた手術においては「冷却」は多くの医療機関でプッシュされています。ですが、「冷却」の効果は今のところは不確定ということです。
ご自分のペースでクーリングできればよろしいのではないでしょうか。
むしろ、ダウンタイムを短くするためには「やってはいけないことをしないこと」の方が重要かも
必要以上に温まることは避けましょう。激しい運動をしたり、熱い湯船に浸かり、顔が火照ることです。これは炎症を助長し、内出血を引き起こします(ま、エビデンスはありませんが)。
そして、幹部をゴシゴシこすったり、打撲しないことです。
そして、うつぶせ寝をしないこと。
ま、当たり前のことですが😅