眩しいライトを顔に浴びて目を開け続けられますか?眼瞼けいれんの症状

ちまたにいる、眼瞼けいれんの人

すれ違う人のまぶた診断をしてしまうのが私の癖。眼瞼下垂の「程度(重症度)」まで瞬時に診断してしまうのは日常であり、職業病です。

さらに、私クラス?になるとすれ違う車の運転手までも見えている時があります。

普段はスルーしているのですが、

「あ!」

と思う瞬間があります。

それは、片目を閉じてしまっている運転手を見つけた時です。

「ああ、今の人眼瞼けいれんがひどいな」と。

注意:私は運転手を凝視しているわけではありません。周辺視野に飛び込んできた運転手さんの情報が顕在意識に登ってきてしまうのです。

眼瞼けいれんとは

眼瞼痙攣は目を閉じる筋肉(主に眼輪筋)の緊張が強くなってしまうこと。

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眼瞼痙攣のシワシワ皮膚白黒

目を開くのは眼瞼挙筋の仕事。眼輪筋はその反対の、「目を閉じる筋肉(拮抗筋)」です。

目を開くためには、眼輪筋は弛緩(緩む)しなくてはなりません。しかし、そのタイミングで弛緩してくれないんです。

逆に「目を閉じよ」という指令が脳から届いてしまうのです。

眼瞼けいれんのイメージ
目を閉じろ!という指令が届く

脳からの指令(無意識)で不随意的(意図せず)に目を閉じようとします。それでは視野を喪失するので運転できませんね。

そこで片目だけ瞑るという選択をするのかもしれません。

眼瞼けいれんの経験のない人は、「異常に眩しいライトを、正面からパーッと顔面に浴びている状態」をイメージしてください。

眩しいですよね。ショボショボしますよね。

目を背けてはいけません。目を開け続けることはできますか?

その状態が眼瞼けいれんの症状です。

眼瞼けいれんの二大症状がショボショボ感(ドライアイ)とまぶしさから始まります。本人は自分が眼瞼痙攣だと自覚できません…

目を細めて視野を絞り込まないと見えませんね。

そして、眼瞼けいれんの人は実際に接触事故を起こします。大事故を起こしたというのはまだ聞いていませんが、「擦った」というのはよく聞きます。(本人も痙攣が原因だと分かっています。)

「眼瞼けいれんの人は接触事故をよく起こすので、注意してくださいね」

「先生、実は先週擦りました…」

こんなやりとりを何回したかわかりません。

運転免許更新の条件として「眼瞼痙攣がないこと」を付け加える必要があると個人的には感じます。

しかし、眼瞼けいれんの診断は医師でも難しいです。面談しているときは目が開いていることが多いですからね。いわんや免許更新時に警察関係者が診断できるはずもないでしょう。

安全運転のためにも、眼瞼けいれんの方は医療機関を受診をして対処法を相談しましょう。

注)尚、眩しさを感じやすいから「眼瞼けいれん」とは限りません。眼瞼下垂単独でも眩しさを訴える人は多いのです。

関連記事:『眼瞼下垂になるとなぜまぶしくなるのか?世界の七不思議』

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