術後のまぶたの腫れは合目的的かもしれない|眼瞼下垂症

こんにちは、金沢です。

まぶたの怪我や手術後に、まぶたがぷっくり腫れる現象

まぶたの腫れが社会生活を送るうえで大きなハンディになります。出来れば避けたいですよね。

腫れのメカニズム

まぶたに水分が多く貯まるために起こります。

蚊に刺されたり、怪我をして炎症を起こすと、血管内の水分や栄養分、細胞たちが血管の外へじわじわとしみ出てきます。細胞外のスペースに水分が貯留し、そのために腫れがおこります。

この「腫れ」のおかげで余計な出血が抑えられているかもしれません。

通常、血管が破綻すると出血しますが、局所に内出血が貯まったり、外から圧迫するなどして局所の内圧が上がると出血が治まります。

まぶたの皮下の組織はとてもルーズ(すかすか)です。血管から染み出た出血成分は限定された場所にとどまらずに、さらさらと染み渡っていきます。
そのため、出血そのものだけでは局所の内圧が上がりにくいかもしれません。

だから…腫れて”ぱつんぱつん”になったほうが出血が抑えられるのではないかと思うのです。

そう考えると、「マブタの腫れは合目的的だった」と言えそうです。

眼瞼下垂症手術後にネットをかぶる
目の粗いネットを
眼瞼下垂症手術後にネットをかぶる
まぶたの上に湿らせたガーゼを乗せて
眼瞼下垂症手術後にネットをかぶる
顔をすっぽりネットで覆います

 

術後の創部を軽〜く圧迫するために、濡らしたガーゼをマブタにあてて、うえからネットを被って(頭から顔全体)固定します。

こうすることで局所の内圧を「少しだけ」上げ、腫れの目的の一部を肩代わりさせます。
(強い圧迫は危険です)

そうすることで腫れや出血を抑えることが出来ると考えます。異様な風貌になってしまいますが我慢してくださいね。

私自身が手術を受けたときもこれをしました。

(2015年6月30日修正)

 

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