まぶた治療に特化した形成外科専門医が作った眼瞼下垂情報

ブログ記事

  • 2024年4月1日
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眼瞼下垂手術のルール:金沢雄一郎の哲学

「金沢医師の眼瞼下垂手術の優位性はなにか?」 「金沢医師は何ができるのか」 この問いに対する答え。 前提にあるのは汎用の技術の積み重ねであるということ。「俺の〜」「金沢式〜」なるものはなく、あるいは一千万円の機材を必要とするようなこともありません。金沢じゃないとできない術式なぞ存在しません。 ただ根本に存在するコンセプト、基本原則、理念、哲学はあります。自分なりに頭を整理することを目的に言語化しま […]

  • 2024年3月28日
  • 2024年4月16日
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公開質問(意見)箱アーカイブ:シリーズ2

質問箱の回答をします。新しいものが上になるように更新します。本記事は続編です。質問(意見箱)アーカイブシリーズ1 質問ご意見フォーム 眼瞼下垂の手術が頭痛肩こり、うつ病にも効果があるって本当ですか?そうなら瞼が改善されると効果もあるけど気楽にいじってもいけない場所なのかなと思いました。まぶたが他にカラダに及ぼす影響ってありますか? 気軽にいじらない方が良いというのは100%同意します。交感神経に影 […]

  • 2024年3月10日
  • 2024年4月16日
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公開質問(意見)箱アーカイブ:シリーズ1

質問箱の回答をします。新しいものが上になるように更新します。 質問ご意見フォーム この記事には続編があります。アーカイブシリーズ2はこちら 1ヶ月前に初めてボトックスを打っていただいたものです。次に受診するのはどのタイミングが良いのでしょうか? まずは1番効いてる(はずの)今です。効果を評価したいです。不足か?過剰か?部位は適切か?時間を作っていらしてください^_^ 金沢先生が断る症例ってあります […]

  • 2024年3月6日
  • 2024年4月16日
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眼瞼下垂手術は何歳で受ける?今?それとも可能な限り先延ばしした方が良い?

「今やるべきですか?」 「2回できるのですか?」 「再び下がったらまたやるべき?」 とてもよく聞かれる質問。この質問、本質的には同じものです。 それは 「比較的若い今やるともうできない(二度とチャンスはない)のではないか?」 と言う悩みが根底にあるのです。 いつやるべきか? 困った時がその時です。あえて先延ばしにする必要はありません。 治療を終わった患者さんから「こんなことなら早くやっとくべきだっ […]

  • 2024年2月11日
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眼瞼下垂の手術動画〜若手の形成外科医師向け

眼瞼下垂症手術(挙筋前転法)の手術動画 と一言でいっても術者により多種多様。インターネットには術式動画が複数見られます。 あくまでいち外科医の手術です。良い悪い、優劣、すべきすべきでないを議論するつもりはありません。 また医学技術は進歩するもの。日々アップデートされるから少なからず技術も陳腐化するものです。 しかしながら本質は変わりません。 2017年と2022年の手術動画。比較することで見えてく […]

  • 2024年1月3日
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手術時の見学者(オブザーバー)の存在意義について

手術の際、執刀医のそばに見学者がいるのを見かけることがあるかもしれませんね。それを見て、自分が何かの展示物のように感じることもあるかもしれません。しかし、その見学者の存在には、とても大切な意味があるんです。 見学者(オブザーバー)の存在意義 これらの見学者は、医療の教育の一環として、手術室にいることが多いんです。彼らは新しい技術を学び、医療の質を高めることを目的としています。私自身も、全国の外科医 […]

  • 2023年12月11日
  • 2023年12月11日
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眼瞼下垂手術とアフターケア

手術が無事に終わりました。さてその後どうしたらよいのでしょうか。 あなたにできることは? ※これは私のところの話です。実際に手術を受けたらその医院の説明を受けてください 術直後から一週間 会計手続きをすませて帰宅します。電車で帰る人。誰かさんに車で送ってもらえる人。 自分で運転しなければ帰宅手段は自由です。基本的に。 で、この帰宅途中で傷口から血が滲むかもしれません。だからガーゼで受け止めます。「 […]

  • 2023年11月13日
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眼瞼下垂手術を検討中で、過去に埋没法裏留めを受けている人へ

裏どめの埋没は必ず医師に申告して 埋没は普遍的な手技。一般的には結び目(糸玉)は皮膚側にあります。これを「表どめ」といいます。 一方、結び目を瞼の裏側に置く方法があります。「裏留め(うらどめ)」です。表から見えないメリットがあります。 通常の埋没法は結び目(糸玉)が皮膚の下にあります。一方、裏留め埋没法は結び目が結膜側(眼球側)にあります。 裏留めをした方は強く認識しておいてください。気高く念じて […]

  • 2023年10月11日
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注入過剰症候群Overfilled Syndrome (オーバーフィルドシンドローム)はなぜ起こるのか?

セレブの顔がおかしくなってきた。なにか入れすぎてる感がすごくて顔が人間離れしてきてる。 セレブの画像や動画をみてこのような感想をいだいたあなた。そうなのです。世界的にも問題として取り扱われはじめました。 Overfilled Syndrome 入れすぎ症候群 フィラーを顔に注入して若返り。唇や顎に入れてより魅力的に。 手軽でダウンタイムも短いことから人気のある美容医療。フィラー(ヒアルロン酸製剤) […]

  • 2023年7月31日
  • 2023年8月2日
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可能性possibilityと確率(蓋然性)probability

「〇〇が起こる可能性はありますか?」 可能性があるか?に対する答え。 本来「可能性」は「ある」か「ない」かの二者択一です。コインの表裏。 つまり「可能性possibility」に「程度」はありません。 仮に「可能性が50%」と表現すると、裏でもあり同時に表でもある状態となり、シュレーディンガーの猫になってしまいます。これはナンセンス。 もし程度を用いたい場合は「確率(蓋然性)probability […]