こんにちは。金沢です。
以下の人は眼瞼下垂の進行が早いです。
- まぶたをこする習慣のあるヒト
- コンタクトレンズを長期に使用しているヒト
なぜ、まぶたをこすったり引っ張ったりすると下垂になるのでしょうか?

このマブタの縁へのつながりがとてもルーズになっているのです。眼瞼挙筋はまぶたを持ち上げる筋肉です。この筋肉は目玉の裏から目玉の上を回り込んで、マブタの縁につながります。
図のイラストの②が眼瞼挙筋腱膜です。
動力を伝える最後の作用点で、「ボルトが緩んでいる」状態です。自動車でいうとマニュアル車(古い?)で常に「半クラッチの状態」で動力を伝えているのです。
その上挙筋腱膜自体も長期間の刺激でのびやすい構造です。パンツのゴムのよう。
眼瞼の手術をしている医師は皆知っています。挙筋腱膜は簡単にスルスルとはがれます。アキレス腱のように硬くがっちりつながっていません。
この構造が破綻すると、眼瞼下垂になるのです。
慢性的な刺激による破綻原因として、こする習慣(まぶたの皮膚炎など)、コンタクトレンズ、お化粧などがあります。
関連記事:『アトピー性皮膚炎で眼瞼下垂症になるの🤔?対処法は?』
急にこの構造を壊すイベントとして、打撲、挫創(ケガ)、感染症、目やマブタの手術(二重の手術やものもらいの手術など)があります。
一度破綻した構造はリハビリテーションや薬では修復できません。
わたしは必要以上にこすらないようにしています。あなたも気をつけてね🤗