まぶた治療に特化した形成外科専門医が作った眼瞼下垂情報
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眼瞼下垂・眼瞼形成

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まぶたネタを少しずつ更新しております。トップページの画像

  • 2024年4月1日
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眼瞼下垂手術のルール:金沢雄一郎の哲学

「金沢医師の眼瞼下垂手術の優位性はなにか?」 「金沢医師は何ができるのか」 この問いに対する答え。 前提にあるのは汎用の技術の積み重ねであるということ。「俺の〜」「金沢式〜」なるものはなく、あるいは一千万円の機材を必要とするようなこともありません。金沢じゃないとできない術式なぞ存在しません。 ただ根本に存在するコンセプト、基本原則、理念、哲学はあります。自分なりに頭を整理することを目的に言語化しま […]

  • 2024年3月28日
  • 2024年4月17日
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公開質問(意見)箱アーカイブ:シリーズ2

質問箱の回答をします。新しいものが上になるように更新します。本記事は続編です。質問(意見箱)アーカイブシリーズ1 質問ご意見フォーム 顔面神経麻痺の後遺症があり、目周りに強く出ています。現在、ボトックスを他の先生に打っていただいています。。先生にボトックスを打っていただくことは可能でしょうか 顔面神経麻痺後遺症の病的共同運動と拘縮に対してボトックス治療をしています。医師も相性があるでしょう。私で試 […]

  • 2024年3月6日
  • 2024年4月16日
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眼瞼下垂手術は何歳で受ける?今?それとも可能な限り先延ばしした方が良い?

「今やるべきですか?」 「2回できるのですか?」 「再び下がったらまたやるべき?」 とてもよく聞かれる質問。この質問、本質的には同じものです。 それは 「比較的若い今やるともうできない(二度とチャンスはない)のではないか?」 と言う悩みが根底にあるのです。 いつやるべきか? 困った時がその時です。あえて先延ばしにする必要はありません。 治療を終わった患者さんから「こんなことなら早くやっとくべきだっ […]

  • 2024年2月11日
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眼瞼下垂の手術動画〜若手の形成外科医師向け

眼瞼下垂症手術(挙筋前転法)の手術動画 と一言でいっても術者により多種多様。インターネットには術式動画が複数見られます。 あくまでいち外科医の手術です。良い悪い、優劣、すべきすべきでないを議論するつもりはありません。 また医学技術は進歩するもの。日々アップデートされるから少なからず技術も陳腐化するものです。 しかしながら本質は変わりません。 2017年と2022年の手術動画。比較することで見えてく […]

  • 2023年12月11日
  • 2023年12月11日
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眼瞼下垂手術とアフターケア

手術が無事に終わりました。さてその後どうしたらよいのでしょうか。 あなたにできることは? ※これは私のところの話です。実際に手術を受けたらその医院の説明を受けてください 術直後から一週間 会計手続きをすませて帰宅します。電車で帰る人。誰かさんに車で送ってもらえる人。 自分で運転しなければ帰宅手段は自由です。基本的に。 で、この帰宅途中で傷口から血が滲むかもしれません。だからガーゼで受け止めます。「 […]

  • 2023年11月13日
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眼瞼下垂手術を検討中で、過去に埋没法裏留めを受けている人へ

裏どめの埋没は必ず医師に申告して 埋没は普遍的な手技。一般的には結び目(糸玉)は皮膚側にあります。これを「表どめ」といいます。 一方、結び目を瞼の裏側に置く方法があります。「裏留め(うらどめ)」です。表から見えないメリットがあります。 通常の埋没法は結び目(糸玉)が皮膚の下にあります。一方、裏留め埋没法は結び目が結膜側(眼球側)にあります。 裏留めをした方は強く認識しておいてください。気高く念じて […]

  • 2023年6月25日
  • 2023年9月2日
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眼瞼下垂の他院修正:術式を瞬時に理解することが必要

また私の他院修正本棚に1冊追加されました。挙筋腱膜とROOF(ある種の脂肪組織)との間をグルグル往復するナイロン糸。 頭の中が???となります。(今回は個人的見解の記事です) 他院修正の本棚 まぶた治療に専念して20年近く。まだまだ知らない世界があります。自分が体得した手術方法など数あるなかのひとつ。周りを見渡せば術式はいくらでもあります。 他医が執刀した手術の修正をするに当たっては、世間で行われ […]

  • 2023年5月30日
  • 2023年5月30日
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眼瞼下垂手術後の歓迎されざる変化

眼瞼下垂手術はまぶた内部の修復。 まぶた内部の機能が変化します。そして表情筋の緊張バランスが変化します。 つまり顔つきが変わるわけ。 目つきの変化 目が開きやすくなると同時に眉が下がります。目と眉が近くなりますね。 これだけでも目の印象がキリッとした雰囲気になります。 一方目と眉の間にあるボリュームが圧縮されるので厚ぼったさが出てくることもあります。 それだけではありません。 眉間にしわがより、鼻 […]

  • 2023年4月28日
  • 2023年4月28日
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眼瞼挙筋と滑走性と疎性結合組織

もし疎性結合組織(そせいけつごうそしき)がなかったら 私達は身体を動かすことができません。硬直したままです。 困りますよね。 疎性結合組織って何でしょう? あなたの左の手の甲の皮膚をつまんでみてください。皮膚が持ち上がりますよね。 皮膚ごとマッサージしてみてください。皮膚の下の組織(筋肉、腱、骨)とずれて動くのがわかりますよね。皮膚とその下の構造物の間に滑りがあるのがわかると思います。 これを可能 […]

  • 2023年3月30日
  • 2023年3月30日
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挙筋前転法と挙筋短縮の違いについて

「先生の術式は挙筋前転ですか?それとも挙筋短縮ですか?」とよく聞かれます。 わたしは「挙筋前転をします」と回答します。 筋肉の末端を前転(前進)するか後転(後退)させる発想で、斜視の手術と同じ。 私の理解では「挙筋短縮」は過去の術式です。テキストによると挙筋を切り取って短くする術式。2ミリの下垂の人は10〜13ミリ筋肉を短縮切除します。想像できませんし、そのような手術を生で見たこともありません。と […]