こんにちは、金沢です。
Photo:Kölnmarathon By wuestenigel
昼間のお出かけの時にサングラスを着用していますか?サングラスは思いの外、私たちを老化や疲労から守ってくれています。
ランニングをするととても気持ちいいし、病みつきになります。運動は心も気持ちも健やかにしてくれます。サングラスを着用することのメリットを医学的に考察してみます。
1.目を紫外線から守る
ホコリから物理的に保護するにとどまらず、紫外線からも目を守ります。紫外線の影響により、白内障の早期発症、皮膚の色素沈着が促されることが指摘されています。
2.顔のシワが深くなるのを防ぐ
眩しいとしかめ面になります。眉間に皺を寄せ、目を細めます。目尻にカラスの足跡が刻まれ、法令線が深くなります。この時に働く筋肉は、眼輪筋、皺鼻筋、鼻根筋、眉毛下制筋、大小頬骨筋です。長時間続けていると表情筋が拘縮し、取れないシワになります。
3.身体の疲労を抑える
なぜ、まぶしい中で走り続けるとカラダが疲れるのか?
上に記したように、目を細めてしかめ面をします。この時何が起きているのか?
眩しいときは目を閉じたくなりますね。この時、眼輪筋が強く収縮します。一方、前が見えないと道を走ることができないので眼瞼挙筋が収縮してまぶたを持ち上げようとしています。
これは、眼輪筋と眼瞼挙筋が拮抗して引っ張り合っている状態です。その眼輪筋と眼瞼挙筋の狭間にいるのがミュラー筋。このミュラー筋が引っ張られると交感神経が高ぶり、身体の緊張状態を作り出します。
その結果、必要以上に疲れるのです。
眩しい表情をして60秒数えてみてください。かなり疲れます。体がこわばるのを感じるでしょう。
追伸
このことは車の運転時にもそのまま当てはまります。運転の疲れを減らすためにも日差しのある時はサングラスは有用です。