トレードオフ
まぶたの手術に期待することで、相容れないものが同居することがあります。
まぶた手術には二律背反が多いことが原因。両立しないふたつの事項です。
まぶた手術を難しくしているもの。
そして患者さんを悩ませるものです。
皆さんの視点からは
「目を大きくしたい。…けど印象は変えたくない!」
「おでこの皺は取れたらいい。…けど眉は下げたくない…」
(おでこのチカラがゆるみ、しわが減ることは眉が下がることを意味します)
「幅広二重がほしい。…目も大きくしたい。」(目が大きくなると二重は引っ込んで幅が小さくなります)
術者の立場からは…
「麻酔をきっちり効かせたい。けども麻酔の量で腫れが大きくなり、さらに筋肉も麻痺が生じ、これが仕上がりの評価を難しくする。」
「時間をかけて細部までこだわって仕上げをしたい。…時間がかかると麻酔が切れ、腫れが強くなり、評価が難しくなる。」
「ミュラー筋を触らずに終えたい。…けいれん患者さんはミュラー筋を外さなくてはならない」(ここ最近のトピック)
まだまだありそうですけど。
(2015年7月8日 修正)