はじめまして。
子供の目に違和感を感じていましたが、「眼瞼下垂」という症状を知り、情報を求めているうちに、こちらに辿り着きました。
質問をさせていただきます。
1)症状
中学生の子供の目の症状は、自然体だと瞳孔が少し隠れる目。記念写真やスポーツなど本気を出せば目を見開いて一定時間過ごす事ができます。開け閉めできる半目は眼瞼下垂と言えますか?
2)未成年でも手術できるのでしょうか? 本人が望んだ場合、何歳頃がふさわしいですか?
保護者としては、つまらなそうで不服そうな態度に見える事から(半目で顎をつきだす、姿勢も悪い)、学校で人間関係トラブルが少しあるのが心配です。子供に選択肢をもたせるため、何歳頃から良いのか知りたいです。
3)美容整形の二重手術と眼瞼下垂手術はどこが違うのでしょうか?
診療科が異なるだけで、内容は同じなのでしょうか。
子供は、医療なら興味あるが、整形だったら嫌と言っております。
形成外科と美容外科の境界上にあり、機能を重視して手術すれば形成外科(保険診療)、「〇〇みたいな二重にしたい」等は整形外科(=自由診療)という理解でよいのでしょうか?
個別の特殊ケースではなく、普遍的な質問内容と思われたのでシェアします(同意を得ています)。
※診察をしていないので、一般論として回答いたします。
しかしながら先天性眼瞼下垂で早期(幼少期)に手術をする場合もあります。それは視機能の発達に影響を及ぼすことが危惧される場合です。
なぜ、望まない時は手術をしない方がよいのでしょうか?「客観的に見ても手術をすれば何もかもが良くなるはずなのに」そのように感じることもあるでしょう。
しかし眼瞼下垂手術は傷を作る行為であり、また併発症などのリスクもあります。(下記参照)
このことが本人にとって思いの外負担になる可能性があります。
したがって本人が治療を望み、そのリスクを理解することが前提として必要です。治療に前向きになり、かつ治療に協力的になるためです。
二重手術はまぶたに「折れジワ」を作る手術です。見た目手術。歯を白くするための治療です。
眼瞼下垂手術は下がりまぶたを挙げる手術です。機能のエラーを修復する機能の手術。物を噛めるようにすることを目的とした歯科のインプラント治療です。
とはいえ結果的にふたえ手術で眼瞼下垂が改善したり、眼瞼下垂手術で二重になることもあるのは事実。ただ、目的が異なるということがわかるでしょう。
形成外科と美容外科は領域がオーバーラップします。機能改善手術や見た目手術は、どちらでも行っています。
保険診療を希望であれば「形成外科を受診」でおおむね大丈夫です(例外もあります)。お子様の気持ちを汲むなら形成外科受診一択です。
形成外科では生まれつき、もしくは後天的な疾患、怪我(火傷)の痕など、見た目で苦しむ人々が治療に取り組んでいます。
「見た目改善目的は恥ずかしいことではない」ことは胸を張って申し上げることができます。
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