「やってみないと分からない」思い通りにいかないのが眼瞼下垂症手術

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やってみないと分からない眼瞼下垂症手術

「まぶたが上がれば眉は下がる筈・・・」

「切開したところがふたえの谷間になる筈・・・」

理屈ではそうです。大体はそれで合ってます。

しかし、そうならない人もいます。

患者さんの特性もあれば、術者の技量にもよるでしょう。

まぶた手術ではデザイン通りの結果にならないことは往々にしてあります。

この点はあらかじめ理解、承知しておく必要があります。

生きた人間がターゲット。結果に影響を及ぼすパラメーターがあまりに多く、かつそれらがお互いに影響し合っているのです。

「やってみないと分かりません」

ずるい表現ですね。でも私はそれを頻回に使います。本音です。

来週の天気は大体は当たるけど、たまには外れます。

有名塾に通っても受験に失敗する人はいます。

美味しい葡萄が取れるかどうかも実際にはその時にならないと分かりません。

電化製品のように保証することができないのです。

したがって、期待通りの結果にならないことも念頭に入れてまぶた治療に踏み込みむ覚悟が必要です。

もしあなたが、「絶対に」を求めるなら、まぶた治療はオススメしません。

とある外科医は言うかもしれません。

「絶対の結果を出すのが上級の外科医だろうし、腕の見せ所だ」

残念ながら、その外科医は経験の浅い「未熟な外科医」と言わざるを得ません。そのような尊大な態度はいずれ大きなトラブルを引き起こすでしょう。

実際のモデル患者さん

  • 左の眉位置が高い
  • 黄色腫が大きい

治療の仕上がりに影響を及ぼしそうです。

  • 左の眉位置を下げる為に左の眼瞼下垂の矯正を「気持ち強め」に
  • 左の切開線は黄色腫を避けてまつ毛よりに

結果

眼瞼下垂術後眉位置は下がらない
左の眉位置は高いまま

左右の眉位置は下がりました。しかし、左の眉位置は右に比べると高いままです。

眉位置の高さは眼瞼下垂の程度に比例します。左眉がより下がることを期待して、左まぶたが大きく仕上げたのですが、残念ながら期待通りにはなりませんでした😭

そして黄色腫。

これは皮膚腫瘍の一種。硬くて厚みがあり、ふたえの谷間を作るのに邪魔になります。そこで黄色腫を避けてまつ毛よりに切開線をデザインしました。

黄色腫が邪魔
結局黄色腫を横切るラインに

左まぶたの中央から鼻側にかけて、予定したラインで折れませんでした。より眉に近い高いラインで折れてしまったのです。

悲しいです。折れやすいところをあえて作ったのに、なぜそれに逆らって硬くて厚いところで折れてしまうのでしょうか?😭

このことから分かるのは、

「頭で考えるほど結果は単純じゃない」

ということです。

 

※眼瞼下垂症啓発目的に写真を使用することに同意いただきました。ご協力ありがとうございます😊
尚、当記事は特定の手術をプロモートするものではありません。まぶたの生理学を追究するものであり、いち形成外科医が考察する雑記であります。皆さんと情報を共有し、まぶたの真理を追究することが目的です。手術自体はリスク(出血、傷が残る、左右差、違和感など)があり、慎重に検討されるべきです。

 

 

CTA用眼瞼下垂手術のリスクはダウンタイムだけではありません。

”他院でどんなトラブルが起きているのか?”

”そもそも眼瞼下垂の予防法はないのか?”

さらに踏み込んだ内容を形成外科専門医が説明します。

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*受講資格の項目を満たす方のみが対象です。

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