こんにちは!金沢です。
第60回日本形成外科学会学術集会in大阪(平成29年4月12日〜14日)。今回も情報交換してきました。戦慄を覚える、驚きのニュース第二弾ですよ。

学会報告第二弾デス。
ニュース: 「眼瞼下垂治療で過活動膀胱が治った!」
学会発表ではないですが、フロアでの議論の場で話題になりました。
頻尿が改善するそうです。
頻回に尿意を覚える、過活動膀胱。
OABSSという過活動膀胱の活動性を示すスコアがまぶた術後に劇的によくなるそうです。
- 松尾形成眼瞼クリニック 松尾清先生
- 松山市民病院形成外科 手塚先生
情報です。本当かな?なんだか楽しみです。
あなたは、夜間にトイレに何回行きますか?加齢現象だと諦めていませんか?
- 尿意切迫感
- 夜間頻尿
- 切迫性尿失禁(尿漏れ)
を基準に診断します。
OABSSスコアの計算はこちら。
アステラス製薬のウェブサイト
膀胱とまぶたとの関連は?
過活動膀胱の治療薬の一つが抗コリン薬
副交感神経のアセチルコリンの作用を抑え、膀胱の収縮を防ぎます。
眼瞼下垂による自律神経の興奮状態と膀胱とが関連している可能性がありますね。
(男性)前立腺肥大の治療薬の一つにα1受容体遮断薬があります。
交感神経の受容体をブロックし、尿道を緩めて過活動膀胱の症状を和らげます。
まぶたの治療後に尿線(おしっこの出方)が変わるそうです。
まぶたのミュラー筋はα1受容体作動薬(フェニレフリン)で収縮しますね。
(注:ミュラー筋にはβ1,α2受容体そしてα1受容体がある)
(注:フェニレフリン点眼では結膜固有層のα1受容体が刺激される)
今までに眼瞼下垂の治療を経験したヒト。いかがでしょうか?