加齢と奥目と眼瞼下垂|機能的な視野が狭くなるということ

高齢の女性

加齢と奥目

歳をとると目玉が引っ込んで沈んできます。

子供の時はカメレオンのようにキョロキョロ目玉を動かしていましよね。頭を固定しても、黒目がくるくる動くので視野がとても広い。

しかし、歳をとるごとに目が落ち窪み、つぶらな目になってきます。引っ込んだつぶらな瞳になると眼球運動の幅が狭くなるんです。

そうなると、眼球運動も苦手になります。黒目を上下にスムーズに動かせなくなります。

いつしか、正面しか見えなくなります。右を見るにも上を見るにも下を見るにも、頭ごとそちらに振らないと見えなくなります。

まるで猫や鳥の頭の挙動です。

加齢によって、カラダが硬くなります。首を回すのも億劫になるので、機能的な視野が狭くなります。悪循環です。

視野が狭くなるのは「眼瞼下垂」だけではないのですね。

一般的に「視野」というと、頭と視点を固定した状態で見える範囲を指します。今回の記事では眼球や頭の動きも含めた、「機能的に見える範囲」とします。

奥目になる原因

眼窩
眼球が入るスペースが眼窩。電球のソケットです

目が小さくなるのは眼瞼下垂だけではありません。加齢現象で骨格が変化するのです。頭蓋骨自体が変形するのです。(だから発掘された白骨遺体も頭蓋骨でザックリ年齢が推定できます)

眼窩(眼球をおさめているソケット状のスペース)が大きくなるのです。容積が大きくなるので、目が沈むのです。

それに輪をかけて眼窩脂肪が減るのです。

関連記事:「上まぶたの落ち窪みは眼瞼下垂が原因か?」

対策法

視野が狭いと日常生活に支障をきたします。車や自転車の運転も危険です。

「テレビのリモコンどこやったっけ?」から、それを探し出すのがひと苦労ですね。

だからなるべく視野が維持できるように対策しておきます。

それは、「目玉を動かす運動」と「首の運動」です。

目玉を動かす運動

頭を固定して、上下左右に視線を動かしましょう。ここが限界かな、というところまで動かします。

目周りの組織がストレッチされるのが感覚的に分かると思います。1日1回やってみましょう。

首の運動

私は専門ではないので、他に譲ります。色々試してみてください。

奥目は手術で治るのか?

目が引っ込んでくるという現象はまぶたの手術ではどうにもなりません。若い時の写真を見せてこの時代のように目を大きくしたいとおっしゃる気持ちも分かります。

しかし、

上まぶたを挙上し、下まぶたを引き下げ、目頭や目尻を切り開いても、引っ込んだ沈んだ目は出てきません。

以下のサイトをご覧ください。吉永小百合さんの若い時と現在の違い。

いかなる外科的処置を施しても若い時には戻れません。

なぜなら、骨格が変化したからなんですね。

あとがき

高齢者の自転車は後方確認せずに斜め横断します。

首が回らないし(上記の理由で、若者よりもより多く首を回転する必要がある)、かといって一旦自転車を止めて後方確認するのはかなり億劫。

でも後方の安全確認はしたい。

そこから認知的不協和が生じるのでしょう。

その結果「後方には自動車はいない」という根拠のない確信が生まれます(個人的考察)。

 

 

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