まぶたを持ち上げる眼瞼挙筋ってどんな姿をしているのか?術者にはどのように見えているのか?一緒に見て見ましょう。
眼瞼下垂手術の記録写真
緩んだ挙筋腱膜を瞼板(けんばん)へ固定しています。(3個の縫合糸で留めています。)
左上まぶたの解剖を解説
眼瞼挙筋筋体、挙筋腱膜、眼窩脂肪、whitnall’s ligament、隔膜、下位横走靭帯が示されています。
実際に術者が見ている視野は反対向きになりますよ。
個人差があるので、他のケースも
筋腱移行部から固定位置までの距離が大きいことも
このケースなど、私の手術の特徴が表れています。前転を強めることを極力せず、抵抗成分をはずしてまぶたが開きやすくなるように努めています。飜転した隔膜で固定しています。結果は以下に。
眼瞼下垂症でお悩みのかたのために、写真を使用することを承諾いただけました。心より感謝申し上げます。(埼玉県の患者さん)
手術動画。挙筋腱膜は主役
1:20あたりから挙筋腱膜を固定するところになります。