まぶたを老化させない「メーク落としの方法」を覚えれば、まぶたの老化を遅らせることができます。
まぶたの老化とは…そう、眼瞼下垂です。関連記事:『眼瞼下垂とは?』
眼瞼下垂を引き起こす、間違ったメーク落としとは?
結論から言うと、「ゴシゴシこすること」です。その結果まぶたが緩んでたるんできます。
なぜメーク落としがまぶたのたるみ(眼瞼下垂)を加速するのか?
まぶたの中の構造はとてもゆるゆる(ルーズ)にできています。
まぶたを持ち上げる眼瞼挙筋がまぶたのフチに連結しています。しかしこの連結がゆるゆるなんです(手足の骨格筋のようにがっちりつながっていません)。
まぶたの構造の記事
まぶたへの「たび重なる引っ張りストレス」により、徐々にまぶたの構造(中身)が伸びてしまいます。そして戻らなくなるのです。
伸びたパンツのゴム状態。
最終的に眼瞼挙筋がまぶたを持ち上げられなくなります。
正しいメーク落としとは?
まぶたを引っ張ったり擦ったりしないことです。(間違ったやり方をしなこと😁ね)
専用のクレンジング剤やリムーバーを使ってメークを溶かす
ウォータープルーフの成分は石鹸では落ちません。無理にこすって引き剥がすことをしないように。溶媒で溶かし出しましょう。成分はアルコールやオイル、クリームなどがあります。
きめ細かく泡立てたソープで優しく洗う
溶かし出す効果を強め、泡落ちを良くし、すすぎによるストレスを減らすためです。
ピンポイントでは綿棒などを使う
特にアイラインなど落としにくい部位はつい擦りがち。
水気を拭う時も擦らない
タオルを優しく押し当てて水気を吸い取りましょう。
まとめ
適切にメーク落としをすることでまぶたの老化を遅らせましょう。あなたのまぶたは一生モノです。大事にしましょう。
おまけ
お湯で落とせるマスカラもあります。
落としやすいメーク材料を使うのもまぶたのたるみを予防する手段になります。
取材協力
千春皮フ科クリニックのスタッフの皆さん
あとがき
ひとたび伸びてしまったまぶたのたるみは自然には戻りませんが、治療は可能(眼瞼下垂症治療)です。専門の医療機関で相談してください。