眼瞼下垂症の記録写真で使われるべき画角。スマホの自撮りはダメ。

スマートフォンで自撮りできます。自撮り棒も流行し、自分を撮る楽しみができました。最近では術後経過を自分のスマートフォンで撮影して保存し、その経過を教えてくれるヒトも出てきました(大変ありがたいことです)。一方、スマートフォンは基本設定では画角が決まっており、35mm換算で焦点距離20~30mm台の物が多いようです。この画角で撮影した顔とこのブログに表示される写真の見え方が大分異なることに気付かれる方も多いでしょう。

このブログに出てくる眼瞼下垂症の写真はどの程度の焦点距離(画角)を用いているのか?

答えは35mm換算でおよそ100mmくらいで、およそ1メートル離れて撮影します。

  • フルサイズ一眼レフカメラで100ミリマクロレンズ
  • APSC一眼レフカメラで60ミリマクロレンズ

のいずれかを使用しています。

顔を撮影して、そこから目の部分を抜き出しています。具体的に数値で画角を示すことはできませんが、画角はスマートフォンで撮るときに比べるとかなり小さくなります。

100mmレンズ
100mmレンズで顔全体を撮影してから目元を切り抜いている

 

スマートフォンで目の当たりを近距離で自撮りするとこんな感じになります。「画角が広い」絵です。

Stormy Eyes

Photo:Stormy Eyes By AJU_photography

画角が違うとは?

広い範囲を写しこめるのは画角が大きい(=焦点距離が短い)

  • 狭い部屋で集合写真を撮る
  • 近くのものは大きく、遠くのものは小さく写る。顔に近づいて撮影すると鼻デカ写真に
  • 遠近感、立体感が強調される。

狭い範囲を写しこめるのは画角が小さい(=焦点距離が長い)

  • 遠くのものを切り出す。望遠で飛行機や鳥をとったり、運動会とか・・・
  • 近くのものと遠くのものが圧縮される。平坦な雰囲気に。

おおたけ眼科上尾医院で実験です。

普段私が使う設定の画角です。これを撮るにもかなり離れます。

APSCに60mmレンズ
APSCに60mmレンズ

臨床の経過写真は顔を撮影して、そこから目の部分を抜き取るのでより小さな画角で撮られた写真ということになります。

一方、スマホのカメラ相当の画角ではこうなります。

APSCに22mmレンズ
APSCに22mmレンズ

50センチくらいからでも十分バストアップが撮れます。後方の景色が大きく入ります。普段の見え方よりデフォルメされた印象があります。ああ、私のおでこの広さも強調されてますね😅

これが画角の違いによる見え方の違いです。

言い換えると、対象物とカメラとでどのくらいの距離を確保するかとも言えます。スマホで自撮りすると、広角レンズで近い距離での撮影になり、遠近感が強調された鼻デカ写真になります。(仮に広い画角で撮影しても、ある程度距離を置いて撮影し、そこから小さく切り抜けば小さな画角になります。)

自撮り写真とこのブログの写真がどうも違うな?と感じたら、その「距離感」の違いがあるかもしれません」

以下、flickrより。

広角レンズで寄って撮った写真。

Manny

Photo:Manny By jwendt2020

スマホで自撮りすると、極論するとこういう絵に近くになります。親密感が湧きますね。

対して望遠レンズで撮ると、

Wild cat peeking over

Photo:Wild cat peeking over By Tambako the Jaguar

距離感が全然違いますね。近寄りがたい緊張感を感じます。立体感が減って、平坦な感じになります。

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