
退行性眼瞼内反症(たいこうせいがんけんないはんしょう)
下まぶた自体がくるりと内向き(眼球側に)まくれ込んでしまいます。
その結果、まつ毛や皮膚そのものが眼球に触れるようになります。
ショボショボ感が強くなります。目の表面に異物が入っているようなものですからね。
目がショボショボするということは、表情もそんな感じになるのです。
- 眩しそう
- しかめ面
- 悩みのあるような
そんな表情です。
関連記事:『加齢性の逆さまつげ、眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)とは?その治療法は?』
フルオレセイン検査
軽傷では目に見えない傷ですが、重症化するとびらん、潰瘍に至ります。
重症度は自覚症状とも一致しません。
そこで、色素を用いて目の表面が傷ついていないかどうか調べます。
フルオレセイン蛍光色素を点眼し、青色光を当てると傷の部分が光ります。色素の影響で、検査の直後は白目が黄色っぽくなります。
シカゴ川を染めているのもフルオレセインだった?
年に一度、川を真緑に染める行事(聖パトリックの日)があるようです。これが冒頭の写真です。
毒々しいですね😨川の生き物たちは大丈夫でしょうか?心配になります。
ちなみにバスクリンの色もフルオレセインだとか。

実際のモデル患者さん
眼科医より「角膜(目の表面)に傷があります」と指摘されました。

下まぶたのまぶたの向きを治す手術を行いました。
目のキズが治り、ショボショボ感も解消しました。まつ毛のすぐ下にキズが残りました。
ご覧ください。目の表情の変化を。
ショボショボ感が減るだけで楽に目を開くことができるようになった模様(個人的感想)。
※眼瞼治療啓発目的に写真を使用することに同意いただきました。ご協力ありがとうございます😊
尚、当記事は特定の手術をプロモートするものではありません。まぶたの生理学を追究するものであり、いち形成外科医が考察する雑記であります。皆さんと情報を共有し、まぶたの真理を追究することが目的です。手術自体はリスク(出血、傷が残る、左右差、違和感など)があり、慎重に検討されるべきです。
