今月も眼瞼下垂症手術がたくさんありましたが、眼瞼挙筋は色つやよく、健康そのものであることが多いです。
ほとんどの患者さんは眼瞼挙筋は病的なモノではありません。
「腱膜性眼瞼下垂症」と言います。挙筋がまぶたの縁から外れて緩んでくるのです。
それを修復するのが「眼瞼下垂症手術」です。線維性の抵抗成分(ブレーキ成分)をリリースし、糸で腱膜を軽く固定するだけです。
しかし、筋肉は健康そのものなのにまぶたが下がってきてしまうなんて。やるせないですね。
ヒトの進化の過程でまぶたが忘れられてしまったのでしょうか。