目次
眉下切開(上眼瞼リフト)で眉位置が下がる
眉下切開が普及してきました。侵襲が小さいのと、まぶたの前葉が下がる「偽眼瞼下垂」に対するシンプルかつ合理的な術式です。
あわせて読みたい


眉下切開の適応、利点・欠点を複数症例と共に解説【上級者向け】、魔法ではないと知る
眉下切開と眼瞼下垂の手術は、カレーライスと蕎麦くらい別物です。もしあなたが『まぶたが重いから、とりあえず眉下を切ればいい』と考えているなら、今すぐその手を止...
以前の記事で「眉下切開術後に眉が下がる」ということを指摘しました。
何ミリ程度下がるのか?はやってみないと分かりません。個人差が大きいです。
今回は絶妙な位置にホクロがあり、その結果眉位置の変化をわかりやすく捉えることができた貴重な経験をしたのでご紹介します。
モデルケース
上まぶたの「たるみが気になる」「かぶってくるのが気になる」とのこと。
軽度の眼瞼下垂症を認めますが、前葉主体の垂れ下がりと診断。眉下切開を選択。
右まぶたにホクロがポツンとあるのがわかります。この点が、眉下切開後は上方へ移動しました。
最大幅10ミリで皮膚切除していますから、その分上に移動しましたね。

さて、その後6ヶ月経過を見守りました。するとどうでしょう。眉毛が下がってきたのです。

眉位置が下がり、鼻根部の横じわも目立ちます。眉骨のしたのくぼみ(上眼瞼溝)との位置関係を見るとわかります。
正味3ミリ程度下がってきました。
以上から分かるのは、眉位置は月日の経過とともに変化するということです。直後の仕上がりだけで結果を評価できないのですね。
本当にややこしいまぶたの世界。
経過は人それぞれ。皆が同じ経過を辿るわけではありません。
眉位置の変化も直後から起こる人もいれば、月日の経過とともに起こる人もいます。
その点を十分に心得ましょうね。
【料金】
自費診療:280,000円(税込)
| 短期的なもの | 腫れ、出血、感染、傷の離開、突っ張りライン、かゆみ |
| 長期的なもの | 眼脂(めやに)・涙の増加、眩しさ、まぶたの腫れぼったさと赤み、縫合糸の露出、目の違和感・ツッパリ感、皮膚の痺れ・痛み、目立つ瘢痕、低矯正・過矯正、一過性の脱毛 |
| 仕上がりに関するもの | 左右差、眉毛下垂・顔貌の変化、傷の凹凸、まぶたの見かけに対する違和感、再発、ドッグイア、皮膚のひずみ、眉の毛の流れの変化 |

