術後や外傷後のマブタのぴくぴく|眼瞼下垂症

こんにちは。金沢です。

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「手術後にマブタがけいれんする」

「眼瞼がピクピクして気になる!」

マブタの術後にマブタがピクピクする症状が出ることがあります。
術後一ヶ月程度から発症することもあります。

マブタ付近の怪我や眼瞼下垂症手術などの眼輪筋への侵襲により、眼輪筋を動かす神経が損傷されます。
この神経の枝は程なく再生して再び眼輪筋を動かすようになります。

その神経再生の過程で、配線ミスがおこります。
たとえば瞬き(瞬目:しゅんもく)をおこす神経が配線ミスを起こすと眉の近くの筋肉が一緒に動いたりします。またそれらによって筋肉の過緊張状態が作られます。

大なり小なり程度の差はあれ、多くのマブタ付近怪我やマブタ手術のヒトに生じていると思われます。
自覚しないヒトも多いです。

神経の配線ミスによる異常な運動は月日とともに改善します。

長期間待っても改善しないならばボツリヌス毒素注射(+リハビリテーション)が良いでしょう。

(2015年7月8日 修正)

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この記事を書いた人

金沢 雄一郎のアバター 金沢 雄一郎 形成外科専門医

医師免許(第400795号)、医学博士。形成外科専門医。大学病院で眼瞼専門外来を設立。2016年からは独立医師に。所属学会:日本形成外科学会、日本美容外科学会。
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