学会レポート– category –
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首下がり症候群と眼瞼下垂 日本形成外科学会レポート
「首下がり症候群」と「眼瞼下垂」 まぶたの一般演題セッション。演者、栗山元根先生(千葉大学形成外科)。 W. Deeb, I. Malaty. Diplopia: An Interesting Complication of Dropped Head Syndrome [abstract]. Mov Disord. 2017; 32 (suppl 2). ある種の... -
重瞼術(ふたえ手術)のルーツは19世紀に遡る
ふたえ(二重、重瞼)を作る手術っていつの時代から行われているのでしょうか? それは「1885年」に遡るのです。明治の初期ですね。 『重瞼術のルーツを求めて』演者:白壁征夫 第41回日本美容外科学会総会での発表です。聴衆として金沢が聞いた範囲でまと... -
末梢性顔面神経麻痺のリハビリは、表情筋を動かしちゃダメなのです
「ある日突然、顔の半分が動かなくなっていた…。なんとか動きを取り戻さないと!」 ベル麻痺やハント症候群などの末梢性顔面神経麻痺。投薬治療を受けつつも、「自分でも何かできないか」と自己流リハビリをする人がいます。動かなくなった表情筋を動かそ... -
眼瞼けいれんの治療におけるADMの問題点。再癒着。その対策とは?
ADM治療(眼瞼けいれん)の進歩 "advanced desensitization of mechanoreseptors in muller's muscle" =ミュラー筋の感度を下げる治療。 日本形成外科学会総会(博多)が4月に催されました。 気になるのが「まぶた治療の進化」ですね。 [aside type="boade... -
挙筋は前転させないで|美容外科学会2017@札幌
「過度な前転はしません。開瞼抵抗(まぶたの動きを妨げる構造)を解除すればちゃんと目が開くようになります。過度に挙筋(きょきん)を前転すると違和感(ツッパリ感など)の原因になるばかりでなく、眼瞼けいれんの原因になります。 2017年日本美容外科... -
美容外科学会2017年備忘録|交感神経の緊張でまぶたのミュラー筋が肥大する。松尾清先生
交感神経が興奮状態(緊張する、ストレス下にある、興奮する)にあると、まぶたのミュラー筋が肥大し、ミュラー筋の感度が高まって眼瞼けいれんになりやすくなる。なぜならば交感神経のα1aレセプターを介してカハール介在細胞が増殖シグナルを出すから。そ... -
下まぶたのミュラー筋が頑張っている…
第60回日本形成外科学会学術集会in大阪(平成29年4月12日〜14日)。今回も情報交換してきました。戦慄を覚える、驚きのニュース第三弾ですよ。 学会報告第三弾デス。 ニュース: 「下まぶたミュラー筋が下まぶたを下にひっぱっている!」 松尾清先生のグ... -
眼瞼下垂治療で過活動膀胱が改善とは・・・?
こんにちは!金沢です。 第60回日本形成外科学会学術集会in大阪(平成29年4月12日〜14日)。今回も情報交換してきました。戦慄を覚える、驚きのニュース第二弾ですよ。 学会報告第二弾デス。 ニュース: 「眼瞼下垂治療で過活動膀胱が治った!」 学会発表... -
野平久仁彦先生が眼瞼けいれん手術をはじめました
こんにちは!普段使用している片栗粉の原料がジャガイモだったと最近知った金沢です。ご存知でしたか? 第60回日本形成外科学会学術集会in大阪(平成29年4月12日〜14日)。今回も情報交換してきました。戦慄を覚える、驚きのニュースですよ。 学会報告第一... -
眼瞼下垂症手術トラブルの症例検討で侃侃諤諤!
こんにちは、金沢です。 第59回日本形成外科学会総会in福岡(平成28年4月15日) 眼瞼下垂症手術トラブルの症例検討4題 座長は松尾清先生、土井秀明先生、野平久仁彦先生。このお三方は日本で最も多くの件数の修正手術をしているベテラン形成外科医。 大腿...