
まぶた手術後のダウンタイムとは
”ダウンタイム”は、
と定義されます。ダウンしている期間ということですね。
一方、まぶた治療でいわれる”ダウンタイム”とは?
まぶた手術後は、まぶたの腫れが必ず生じます。内出血でまぶたが青くなることもあります。
腫れや内出血が自然に退いていき、落ち着くまでの期間(日数)を”ダウンタイム”と呼びます。
- 社会復帰するまでの期間
- 人前に出られるようになるまでの期間
です。
まぶたの手術を受けるにあたって、絶対に把握しておくべき重要ポイントのひとつです。
腫れや内出血の経過は?
2,3日が腫れのピークで、1週間後におよそ半分腫れが退きます。さらにもう1週間で7,8割腫れが退きます。
その後は、少しずつ少しずつ腫れが退いていき、3ヶ月から6ヶ月程度(長い人は1年程度)で最終形に落ち着きます。(厳密には初期の腫れは炎症に伴う腫脹ですが、2週間経過した後の腫れは浮腫みのようなものになります。)
腫れ、浮腫みの6ヶ月間の経過写真
内出血斑(紫斑、青あざ)は2週間程度で紫色から黄色になり、さらに2週間程度かけて吸収されます。
わたしのダウンタイムは何日間?
社会復帰するまでの期間は「何日間」とは断言できません。あなたの生活環境によります。
- 営業などのお仕事:少なくとも1週間は支障あり。対面する相手に心配かけてしまいます。
- スーパーモデル:一ヶ月は無理。
- 屋内でのデスクワーク:翌日からでもOK。
- スーパーへの買い物:サングラスを着用すれば翌日からOK。
- 車の運転:1週間程度は控えたほうがいいかも。事故に巻き込まれた時に不当な過失割合が当てられる可能性も?
- 運動:1週間は控えるべき。
仮に、同じ腫れ方だったとしても職業や生活スタイルによってダウンタイムは違うということがわかりますね。
あなたはどうですか?
イベントを控えている人は要注意です!
- 自分や親族の結婚式を控えている。
- 旅行やイベントで写真を撮られる機会を予定している。
などの場合は、それらのイベントが終わってからか、もしくは1ヶ月程度は余裕を持って手術のスケジュールを立てましょう。
ダウンタイムの個人差
腫れの程度は、個人差がとても大きいです。
身近な人のまぶたの手術の経過を見て、自分もそうなるとは言えませんよ。 😉
ダウンタイムが長期化する傾向のある要素として、
- 男性
- 眼輪筋の緊張が強い
- まぶたが腫れぼったい(脂肪や筋肉が厚い)
- 高齢
- 侵襲が大きい手術(脂肪切除、眼輪筋切除、皮膚切除の量が大きいなど)
- もともと浮腫んだようなまぶた
などが挙げられます。あてはまるかな?と思ったら覚悟を決めて下さい。 😡
ダウンタイムをより短くするためには?
対策方法もいくつかあります。詳細は以下にまとめました。(2017年8月31日)
追記
2015年日本美容外科学会の「下眼瞼形成のシンポジウム」での百澤 明先生のコメントがありました。
遠方の患者さんは近隣にホテルを確保してあり、手術当日はそこで休むので腫れが少ない
つまり、中途半端に自宅から通える人のほうがダウンタイムが長いようだとのこと。

まぶた治療に不安を感じているあなたへ。
実際の手術を体験した患者さんへのインタビュー動画です。
(2015年7月5日修正)
(2015年10月7日加筆修正)
(2017年1月6日加筆修正)
(2017年8月31日加筆)