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形成外科

  • 2024年1月3日
  • 2024年7月24日
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手術時の見学者(オブザーバー)の存在意義について

手術の際、執刀医のそばに見学者がいるのを見かけることがあるかもしれませんね。それを見て、自分が何かの展示物のように感じることもあるかもしれません。しかし、その見学者の存在には、とても大切な意味があるんです。 見学者(オブザーバー)の存在意義 これらの見学者は、医療の教育の一環として、手術室にいることが多いんです。彼らは新しい技術を学び、医療の質を高めることを目的としています。私自身も、全国の外科医 […]

  • 2022年7月1日
  • 2024年7月24日
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副涙点とは?目頭の下についてる穴から液が出てくる

「目頭の下にぽつんと点がある。穴のようであり、時々汁がでてくるんです」 副涙点(ふくるいてん) 生まれつきこのような穴を持っているヒトがいます。 副涙点 外涙嚢瘻 涙嚢瘻孔 涙道瘻孔 Accessory lacrimal duct などと呼ばれます。 穴から出てくるのは涙。目頭から鼻へ涙が抜け落ちるルート(涙道)があります。そこと穴がつながっており、涙が逆流してくるのです。(穴は空いておらず、くぼ […]

  • 2022年1月31日
  • 2024年7月24日
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皮膚を切除したときに生じるドッグイアとは?

皮膚を切除したら皮膚に歪み(ひずみ)が生まれるって言われてピンときますか? 変形が少し残るのです。 ドッグイア(ドッグイヤ) 皮膚を切除して縫合をすると生じる皮膚のひずみを医療界では『ドッグイア』とよびます。ほくろ切除後によく現れる「皮膚の盛り上がり」現象。 両端が盛り上がるので犬の耳になぞらえて「Dog Ear」「Dog-ears」と呼びます。立体的なひずみ現象なのでメークで隠すことができません […]

  • 2021年8月23日
  • 2024年7月24日
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指先を切って血が止まらないとき。まず家でできること

「あっ」 と思ったときはときすでにお寿司。 包丁の刃が指にすっと滑り込む… ジワーッと血がにじみ出る。 慌ててティッシュとかタオルで覆うけど、なかなか出血が止まらない。白いタオルがみるみる血に染まっていく😱 パニックになります。 こんなときどのように応急処置したら良いのでしょうか? 指をシャープに切ってしまい、血が止まらないときの処置方法 まず確認します。 包丁が汚れていないか?傷が汚染されていな […]

  • 2018年10月19日
  • 2024年7月24日
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末梢性顔面神経麻痺のリハビリは、表情筋を動かしちゃダメなのです

「ある日突然、顔の半分が動かなくなっていた…。なんとか動きを取り戻さないと!」 ベル麻痺やハント症候群などの末梢性顔面神経麻痺。投薬治療を受けつつも、「自分でも何かできないか」と自己流リハビリをする人がいます。動かなくなった表情筋を動かそうと必死に様々な表情をします。目をぎゅっと閉じたり、口をすぼめてみたり。 これがダメなのです。残念ながら。 栢森(かやもり)良二先生(帝京大学)の教育講演 帝京大 […]

  • 2018年10月9日
  • 2024年7月24日
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まぶたを切っちゃった。縫合すべき?それともテープ固定でも良い?

あなたはベストを尽くしてます。一般論として回答します。傷跡修正は本人がそれを希望する年頃になってからをお勧めします。局所麻酔で可能ですから。この話題は多くの人が巻き込まれるトピックなだけに後日記事にしますね。 #peing #質問箱 https://t.co/Ev03Izr7Of — 金沢雄一郎はまぶたのお医者さんだが金沢マラソン出走予定 (@dr_kanaz) 2018年9月29日 名無しさん […]

  • 2015年6月22日
  • 2024年7月24日
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眼瞼下垂症治療における筋膜移植術の克服すべき課題

筋膜移植術の限界についてのお話 片側の先天性眼瞼下垂症のメール相談です。 片側のみ筋膜移植術治療を受けたが左右差と自然な瞬きができないことが気になる。他の術式で治せますか? 一般的回答としては、 眼瞼挙筋が動かないのであれば筋膜移植が適応になります。筋膜移植をするとまぶたを挙げる動きは生理的でないので、瞬目(まばたき)も不自然になります。 となります。 瞬目(まばたき)の際、「健常」もしくは「術前 […]

  • 2015年3月14日
  • 2024年7月24日
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福田慶三先生|ヴェリテクリニック

銀座のヴェリテクリニックを訪れました。 目的は福田先生の手術を拝見すること。 「眼瞼下垂」と「外鼻の形成」でした。相変わらずの手術の手さばき(日本一!)さすがです。 福田先生は患者さんの希望に極力応えたいという思いから大胆なデザインで臨みます。分かりやすく、勉強になります。 今回、議論をしたのは、幅広の二重をつくるとき、埋没法では自然な形態ができるのに眼瞼下垂症手術で幅広二重の切開線で重瞼を自然な […]

  • 2013年12月24日
  • 2024年7月24日
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キズの赤み

こんにちは金沢です。     christmas in austin / pixajen 丁度冬至を過ぎて闇の時間が最も長い時期となっています。 個々の住宅のライトアップされたクリスマスの照明がチカチカと瞬いてます。 暗い中でより一層映えますね。 新しい年を迎える胸騒ぎを覚えます。 さて クリスマスカラーと言えば 「赤」 形成外科手術で傷の赤みがとても長引くことがあります。 手 […]

  • 2012年7月12日
  • 2024年7月24日
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眼瞼下垂症手術の適応

夏だ! 金沢です。 いよいよ猛暑が始まりそうな気配です。脱水に注意しましょうね。 とくにゴルフは2ホール目が血管障害のトラブルが多いそうです。気をつけましょう! ところで眼瞼下垂症の手術の適応について。  腱膜固定術の適応は腱膜性眼瞼下垂症や老人性眼瞼下垂症、眼瞼挙筋の力が残存している症候性眼瞼下垂症、先天的に瞼が重たくて睫毛内反症を合併している場合などです。  神経原性疾患(神経の麻痺など)や筋 […]